Q & A

ご質問

Q1. 発泡プラスチック断熱材は石油原料を使用しているため、省エネと叫ばれている中時代に逆行しているのでは?
Q2. 外張断熱工法は外装材が垂れ落ちるのではないかと心配です。
Q3. 高断熱・高気密住宅は室内の音が響くのが欠点と言われていますが。
Q4. 繊維系断熱材に比べ発泡プラスチック断熱材は遮音性が悪いのでは?
Q5. 狭小地の場合、壁が厚くなってしまい外張断熱工法は向いていない?
Q6. 外張断熱工法は会員にならないと使えないのか。

回答

Q1. 発泡プラスチック断熱材は石油原料を使用しているため、省エネと叫ばれている中時代に逆行しているのでは?
A1. これから使う材料を選択する上では、環境的な側面を考えると大変重要です。 同じ石油を用いても「燃やして一時的なエネルギーを取り出す使い方」と「消費されるエネルギーを長期間にわたって削減するための使い方」では180度違った視点になります。住宅の省エネルギーのために断熱材を使用することは、時代に逆行するとは思えません。
当連絡会加盟各団体では、発泡ガスのノンフロン化技術の確立を行ってきましたし、新しいリサイクル技術の研究も積極的に進めております。
Q2. 外張断熱工法は外装材が垂れ落ちるのではないかと心配です。
A2. 外張断熱工法は断熱材が躯体の外側に設置されますので、外装材の下がりを考慮する必要があります。当連絡会では、通気胴縁の取付けには外張断熱工法専用に開 発されたビスの使用を推奨しております。更に、土台・胴差・桁に断熱材と同じ厚さの補助桟を施工し、それに通気胴縁を取付けることで補強効果が期待できます。
Q3. 高断熱・高気密住宅は室内の音が響くのが欠点と言われていますが。
A3. 高断熱・高気密が理由というよりも、最近の住宅づくりにその原因があると思われます。耐震性をあげるために金物が多用されたり、耐力面材が張られたりして 構造体の剛性が高くなっていることと、内装材に石膏ボードが使われるため、従来の家づくりでは吸収されていた音が家全体に伝わりやすくなっています。
また、断熱・遮音等の理由で使われているペアガラスサッシにより、室内の音が外部に漏れにくくなると同時に外部の音も室内に侵入しないため、室内の音が気になることがあるようです。
間仕切壁や一階天井懐に繊維系吸音材を施工したり、厚手の繊維系壁紙やカーテンを取付けることで改善されるようです。
Q4. 繊維系断熱材に比べ発泡プラスチック断熱材は遮音性が悪いのでは?
A4. 前項でも述べましたが、最近の住宅は遮音性の高いサッシや石膏ボードの使用で外部の音が進入しにくくなっています。更に、遮音性の高い外壁材を使用しますと、断熱材の種類が遮音性能の与える影響は小さいと言えるでしょう。
Q5. 狭小地の場合、壁が厚くなってしまい外張断熱工法は向いていない?
A5. 狭小地で全ての部位を外張断熱で施工するのは難しいかも知れません。隣地とのスペースがないため足場が組めないとか北側斜線による屋根形状の制限がでてきます。 しかし、狭小地でありながら生活空間を最大限とるために、壁は充てん断熱工法とし屋根の外張断熱化や基礎断熱工法を採用するケースもあります。
Q6. 外張断熱工法は会員にならないと使えないのか。
A6. 発泡プラスチック断熱材による外張断熱工法には、FC展開している工法とオープン工法があります。当連絡会加盟各団体が策定したCOA標準工法はオープン工法です。会費等は一切かかりませんのでご安心ください。
PAGE TOP ▲