工法の概要
構造材の外側に発泡プラスチック断熱材を用いて断熱層を設け、気密テープ、防湿気密フィルム等を用いて気密性能を確保します。
基礎部
ベタ基礎(耐圧盤基礎)を原則とし、基礎外周部の外(外断熱)、内(内断熱)又は両側に断熱材を施工します。
外壁部
気密性能レベルにより気密仕様にバリエーションがあります。通気胴縁の取付けには外張断熱工法専用ビスをお奨めします。
屋根部
発泡プラスチック断熱材を野地板の外側で施工する屋根外張断熱と、小屋裏桁上フラットな下地を設ける桁上断熱があります。
各取り合い部
「外壁と屋根」「外壁と基礎」「外壁と下屋」「開口部まわり」は、気密材と気密補助材を使用して気密層の連続性を確保します。
換気計画と暖冷房計画
省エネ性の向上と結露等の室内環境被害防止のため、断熱設計だけでなく換気計画と暖房計画の検討が必要です。
シックハウス対策について
当連絡会会員団体の発泡プラスチック断熱材は、JIS A 9511「発泡プラスチック保温材」又はJIS A 9521「建築用断熱材」の規定に拠るF☆☆☆☆の製品です。
防耐火認定について
当連絡会会員団体加盟各社では、外張断熱工法に関して性能評価試験を実施し、国土交通大臣認定を取得しております。